循環式浴槽でも安心な宿の見つけ方


   循環式浴槽でも安心な宿はあります。それは、収容人数が
  少なく、宿泊料金が適正なところです。

   「説 明」
      収容人数が少ないところは、浴槽が小さいのでお湯の
     循環量が当然多くなります。 しかも、維持経費が安くす
     むので、その日の宿泊者が少ないからといって、浴槽に
     落としこむ、お湯の量を調整する必要がないからです。

      ただし、宿泊料金が異様に安いところはさけた方が良
     いと思います。 人件費の削減や経費削減がされている
     わけですから、お湯の量の調整や、維持管理に怠りがあ
     つてもおかしくないでしょう。 

      現在の温泉宿の宿泊料金の低下は、人的サービスの
     低下や食事内容の低下だけでは補いきれないところま
     できている、といっても過言ではないです。

      安心な料金は、やはり、一泊2食付きで1人一万円前後
     〜一万五千円でしょう。 この料金なら、宿側も充分な人
     員を揃えられるし、従来より厳しくなった、保健所の薦める
     レジオネラ対策に対応できるはずです。

      収容人数100人以上の大型の宿の場合は、従来の様に
     団体客が見込めない現在では、一般客に頼らざるおえな
     いのです。

      この様な宿が、一般客を集客する場合、シーズンや休前
     日と平日の集客数のギャップが激しくなるので、1人、一万
     五千円〜三万円ぐらいの宿泊料金でないと、その施設と
     サービスの維持は難しいでしょう。

      宿泊施設の料金は、本来一般商品のように、低価格で
     仕入や生産ができるので、安くなるとゆうわけにはいかな
     いのです。 

      施設への投資は、通常、長期の融資により、当初に一
     括して、支払っているので、毎月の金融機関への支払額
     の値引きは出来ないのです。 

      なのに、現在の温泉宿の値引き競争は異常です。温泉
     宿特有のスピリットさえ忘れてしまった経営者や従業員を
     抱えた所もあるでしょう。

      従来のサービスや温泉の管理を望むならば、従来の料
     金を維持しているところ意外信用できないと考えるのが
     正解なのです。

      オープン当初の建物や設備の写真を並べ立てたパンフ
     レットや広告に騙された方は、沢山いると思います。

      このような、コンドミニアムや貸し別荘なみの料金で2食
     食付きの宿、または、素泊まりを実施するような宿には、
     これらを維持する力もないのは当然のことなのです。


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