を早急に行わなければ7日以内に死亡する例が多い。(死亡率60〜70%)高齢者や体力

の弱った方・免疫不全患者・糖尿病患者・慢性的な気管支喘息の人・幼児は、この肺炎型

になることが多く症状的に通常の肺炎と区別がつかない。通常、レジオネラ菌の検査発見

には、2週間以上かかるので、集団発生が報告されないと通常の治療になってしまい。死

亡率はさらにアップする。


 次に、ポアンテック熱の主症状は発熱で平均38時間の潜伏期の後、悪寒・筋肉痛・倦

怠感・頭痛で発症し、6〜12時間以内に悪寒を伴った発熱が出現し、胸部X線上胸水の

貯留が見られることがあるが、肺炎症状はみられない。その他の症状として悪心、下痢、

関節痛及び咽頭痛などもみられている。多くの患者は5日以内に無治療で回復するが、

基礎疾患を有する患者では、治癒が遅れ、健忘症や集中力低下などの症状が数ヶ月続

くことがある。死亡例の報告はない。まったく通常の風邪様の症状である。(国立感染症

研究所/東京都立衛生研究所のホームぺージより引用)


 ここで、ポイントとなることは、いずれのレジオネラ症も集団感染の報告がないと、本人は

元より医者でさえレジオネラ感染症であることに気がつかない、とゆうことです。


 これらの症状をとらまえると、問題は、いかなる条件でレジオネラ症の集団発生を疑うの

かです。 最も考えられるケースは、同地域の病院に、この様な症状の外来患者が異常

に多数来院することです。 これによってレジオネラ菌の検査発見があり、約2週間後に保

健所に報告されるわけです。


 さて、先述の疑問ですがこれで解けたと思います。 つまり、公共の温泉センターや病院

老人福祉施設・民間の銭湯の犠牲者の共通点は、多くの方が地元の人間であり、特定の

病院に外来するため、上記のケースにより報告報道されたとゆうことです。


 また、温泉旅館やホテルの犠牲者の多くは他県に広く分散されており、特定の病院に外

来することはまず考えられず、医者によって検査報告されることはなく、患者本人さえ犠牲

者であることを知らないのです。 せっかく楽しみにしていた旅行が、期待していた養生の

旅行が「死出の旅」だった方が過去をさかのぼると、どれだけ、いらしたことか・・・・・。


私の運営するスクウェアヒルズは、問題の業種とは異なりますが、旅行に携わる者として

胸が痛くなる思いがします。


 次に述べなくてはならないことは、この問題の業種が、今後どのようにしてこのレジオネ

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